投稿サイトのリワードより稼げた。SKIMAで小説のオーダーメイドを売った話

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先に数字を並べます。なろう・カクヨム・アルファポリスに1年以上投稿して受け取ったリワードは、合わせて約3000円。一方、SKIMAで小説のオーダーメイドを売り始めたら、最初の1カ月で1万円を超えました。

同じ「書いて稼ぐ」なのに、桁が違う。投稿サイトのリワードに疲れていた自分には、けっこうな発見でした。その実体験を、向き不向きも含めて正直に書きます。2026年6月時点の話です。

何を売ったか

SKIMAはスキルを売り買いするサイトで、自分が出したのは「小説のオーダーメイド」です。依頼者が「こういう話を書いてほしい」と注文し、それに応えて書く。投稿サイトが「自分の作品を置いて読まれるのを待つ」のに対して、こっちは「注文を受けて書く」。まったく別の稼ぎ方です。

どう受注したか

やったことはシンプルで、狭いジャンル・属性に特化して出品し、待ちました。なんでも書きますではなく、得意な領域に絞ったほうが、その手のものを探している人に届く。間口を広げないのが、かえってよかったと感じています。

それと、投稿サイトに置いてある自分の作品を見本として見せました。「こういう文章を書く人です」が一目で伝わる。ここで、投稿サイトでの蓄積が地味に効きました。リワードはほとんど稼げなくても、作品そのものが名刺になった、という感覚です。

いくらだったか

単価は1文字1円ほど(始めた当初は実績作りのため、もっと安く設定していました。その経緯は値付けの記事に書きました)。依頼は2,000文字くらいの短いものから、1万文字を超えるものまでありました。それを積み上げて、1カ月で1万円を超えた、という規模感です。投稿サイトのリワードが月数百円だったことを思うと、即金性がまるで違いました。

なぜ投稿リワードより早いのか

理由ははっきりしています。投稿リワードは「読まれた広告収益の分け前」なので、読者の母数がないと話にならないし、単価も極小です。一方オーダーメイドは「書くという労働の直接の対価」。読者がゼロでも、依頼者が一人いれば成立する。だから始めてすぐにお金になりました。

「書いて稼ぐ」を不労所得みたいに考えていると投稿サイトで幻滅しますが、労働の対価として考えると、こっちのほうがずっと素直です。収益の全体像は収益のリアルにも書きました。

お金だけじゃない。必ず読まれて、感想がもらえる

正直に言うと、お金より嬉しかったのはこっちかもしれません。

投稿サイトに作品を置いても、ほとんど読まれません。感想ゼロなんて当たり前。あまり読まれない書き手にとっては、書いても反応がないのが日常です。

でもオーダーメイドは違いました。依頼してくれた人は、必ず最後まで読んでくれる。そのうえで感想までもらえる。「想像以上の出来でした!」なんて返ってきた日には、1文字1円とは別の何かをもらった気持ちになります。

もちろんリテイクが来ることもあって、それはやっぱり落ち込みます。でも、たとえば「主人公が同じ言葉を何度も言いすぎなので、語彙を増やしてほしい」というふうに具体的に指摘されると、これが勉強になる。自分では気づけなかった癖を、お金を払って読んでくれた人が教えてくれるわけです。投稿サイトでは、まずもらえないフィードバックでした。

書き手の練習として、想像以上に効く

もうひとつ、やってみて気づいた価値があります。書く練習として、これがかなり効くんです。

普段の投稿だと、読者が何を求めているかは想像するしかありません。PVや感想の数から、なんとなく推し量るだけ。でもコミッションでは、実在するひとりが「こういうのが読みたい」と、要望をそのまま言葉にして渡してくれます。空想でもデータでもない、生きた注文です。

しかも、そのひとりに刺されば正解。不特定多数へ薄く広く書くのとは逆で、目の前のたった一人を満足させることに集中できます。この「一人に届ける」練習が、書き手としての基礎体力を地味に鍛えてくれました。自分の作品で勝負する前の下積みとしても、想像以上に有用だと感じています。

向かない人・大変なこと

ここは正直に書きますが、いいことばかりではありません。

まず、自分の書きたいものを書きたい人には向きません。あくまで「こう書いて」と言われたものを、依頼者の期待に応えて書く仕事です。自分の作家性を出す場ではない。

それから、対人コミュニケーションが発生します。文字でのやり取りとはいえ、メッセージで要望を聞き、すり合わせる。人とやり取りするのが負担な人にはしんどいかもしれません。

納期もあります。投稿サイトのマイペースとは違って、締切に間に合わせる必要がある。そして、お金をもらって書くプレッシャー。趣味で書くのとは、気持ちの重さが変わります。

どんな人に向くか

裏を返すと、注文に応えて書くのが楽しめる人、人とのやり取りが苦じゃない人、締切があったほうが動ける人には向いています。投稿サイトに見せられる作品があると、見本になって有利。「読まれないけど書きためてはいる」という人には、むしろ相性がいいかもしれません。

なお、こうしたスキルを売る場はSKIMAだけではありません。自分はSKIMAでしたが、ココナラのように、同じく「書く力を売れる」サービスは他にもあります。投稿サイトに向き不向きがあるのと同じで、こういうコミッションサイトにも合う合わないがあります。出品の雰囲気や手数料も違うので、気になるなら一度登録して、自分に合いそうか覗いてみるのがいいと思います。コミッション全体の選び方や、ほかのサービスとの違いはコミッションという選択肢にまとめました。また、売るものも小説だけではなく、自分は音声作品の台本も売っていました。単価や書き方の違いは比較記事に書いています。

まとめ

投稿サイトのリワードは、正直あてになりません。でも「書く力を直接売る」と考えると、道は他にもありました。自分はSKIMAで初めて、書いて稼ぐを実感できた。投稿で伸び悩んでいる人にも、こういう出口があると知っておいてほしくて書きました。「小説投稿サイトは稼げない」で止まらなくていい、という話です。

なお、上のリンクから新規登録すると1,000円ぶんのクーポンがもらえます。合うかどうかは人によるので、まず覗いてみるくらいの気持ちで十分です。


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