「小説投稿サイトは稼げない」は本当か。実測で確かめた
「小説投稿サイトは稼げない」。検索するとよく出てくる言葉です。実際に1年以上、3サイトに投稿してきた身として、これが本当かを正直に書きます。
先に結論から。日常的に入るリワードだけで見れば、ほぼ当たっています。月にならして数百円という規模で、これで生活は変わりません。具体的な桁はなろうチアーズはいくら稼げるかに隠さず載せました。1円とか14円という月の数字が並んでいます。
ただ、「稼げない」で話を終わらせると、見えなくなるものがあります。
「稼ぐ」を分けて考える
投稿サイトのお金には、性格の違う2種類があります。
ひとつは、読まれた分だけ毎月コツコツ入る日常のリワード。これは小さい。広告収益の分配やPV連動なので、よほどの人気作でない限り、額は伸びません。
もうひとつが、書籍化やコンテストの賞金、自分で電子書籍を出す収益。こちらは当たれば大きいけれど、確実ではない。日常リワードを「稼げない」と切り捨てると、この2つ目の入り口まで一緒に閉じてしまう。そこが惜しいと思っています。
なぜ日常リワードは小さいのか
理由はだいたい3つです。
PVあたりの単価がそもそも低いこと。読まれる母数(読者の数)を作るのに時間がかかること。そして、リワードには有効期限があって、貯まる前に古い分から失効していくこと。最後のは見落としがちで、最低換金額に届く前に消えていく、ということが普通に起こります。期限の話はなろうリワードの換金方法に書きました。
それでも続けている理由
正直、お金のためだけなら割に合いません。それでも自分が続けているのは、先月より数字が増えているのを見ると、更新する理由がひとつ増えるからです。書く習慣の燃料として、月数百円でも効いている。
あと、続けて読者がついた先に、書籍化や電子書籍という2つ目の入り口がある。日常リワードは、その入り口に立つまでの「設備」だと考えると、見え方が変わります。
稼ぎたいなら、現実的に
すぐに月数万を狙うのは無理だと思っておくほうがいいです。1つのサイトで更新を続けて読者をつけ、そのうえで電子書籍などに広げる。順番を踏むしかない。どのサイトが自分に合うかは3サイトの違いと使い分けに、制度の一覧はリワードがもらえる小説投稿サイト一覧にまとめています。
もうひとつ。日常リワードで稼げないなら、「書く力を直接売る」という別の道もあります。自分は受注制作のほうが、投稿リワードより桁違いに早くお金になりました。
▶ 小説を書いて稼ぐ「コミッション」という選択肢:投稿リワードとは桁の違う、書く力の売り方
まとめ
「稼げない」は、日常リワードの話としては本当です。でも「だからやらない」かどうかは別の問題。自分は、お金は小さくても書き続ける理由にはなる、と思って続けています。期待値さえ間違えなければ、始めて損はないです。
この記事の前提
- 数値はすべて2026年6月時点・筆者の実測の規模感です。投稿作品や更新頻度によって結果は変わります
- 税金や確定申告の要否など個別の判断は、税務署または税理士に確認してください。本記事は税務上の助言ではありません